2022年1月の参道掲示板

参道掲示板に一月の「ことば」を掲示しました。ご参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

一月のことば 「益(やく)年 厄年 躍(やく)年 自分の心が 決める」

 新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。また、本年も月一回の更新を目標に参道掲示板を作成しますので、どうぞご覧下さい。

 新年早々、私事で恐縮ですが、私は今年42歳の厄年を迎えます。「厄」という字を見ると、何か良くないことが起こりそうで怖いですが、私は厄年とは一つの「戒め」だと思っております。

 2年くらい前から毎年、健康診断を受けているのですが、やはり40歳を超えると何かしら要チェックの項目が出てきますね。男42歳というのは、「そろそろ健康面も気をつけなさいよ」というサインなのかもしれませんね。また、仕事面でも、サラリーマン時代の同期などは、そろそろ管理職に向けて大事な時期にさしかかっているようです。色々な面で、厄年の年齢というのは、「油断するなよ」「しっかりしなさいよ」という戒めの意味が込められていると思います。

 厄年を「自分への戒め」と考え、「ここが正念場」という気持ちで過ごすことにより、今後益々と広がる「益(やく)年」にもなるでしょうし、さらなる飛躍へとつながる「躍(やく)年」にもなりうるかもしれませんね。

自分の気持ち次第で、厄年を益(やく)年にも躍(やく)年にも変えられる可能性がありそうですね。

皆さんにとっても、私にとっても、新しい年が、益(やく)年・躍(やく)年であるように、戒めるべきところは戒め、ポジティブな気持ちで過ごしていきたいですね。

 

2021年12月の参道掲示板

参道掲示板に十二月の「ことば」を掲示しました。ご参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

十二月のことば 「やすらぎは 全力を つくした後に やってくる」

 早いもので、今年も残すところあと一か月となりました。何かと忙しない時期ですね。皆さんは、今年のうちにやっておきたいこと、または、やり残したことはありますか?私は、色々と…。

 年内にやっておきたいことの定番は、やはり、大掃除、整理整頓ですかね。ところで、どうして大掃除は年末にするのでしょうね。何も、年末のバタバタする時期じゃなくても…と思いますが。一つには、新しい年をきれいな環境でということもあるでしょう。もう一つは、気持ちの問題だと思います。

達成感とよくいいますが、何かを全力で成し遂げた後は本当に、気持ちが清々しいですよね。掃除に限らず、今の自分にできることを、全力で取り組んでみませんか?大そうなことでなく、身近なことからでもいいと思いますよ。例えば、ダイエットとか、一日何歩歩くとか…。

新しい年を安らかな気持ちで迎えるために、年末のこの時期は、何かに全力で取り組みたいものですね。

2021年11月の参道掲示板

参道掲示板に十一月の「ことば」を掲示しました。ご参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

十一月のことば 「朝 目を覚ます それは ありがたいこと」

 少しづつ、朝夕が冷え込むようになってきましたね。そろそろ、朝布団から出るのが億劫になる季節ですね。

ところで、皆さんは、朝目を覚ました時、最初に何を思いますか?「もう朝か」「よく寝たな」「もう少しだけ布団に…」などなど、それぞれに思うことがあろうかと思いますが、「今日も目を覚ますことができた」と思った朝はありますか?幸いなことに、私はそう思ったことはありませんが、よく考えてみると、朝目を覚ますというのは、当然のことではないのかもしれませんね。

 私の年齢くらいになると、自分の親世代がいわゆる後期高齢者の年齢にさしかかってきます。お仏壇参りに伺った際などに、自分の親に年齢が近い方だと話しやすく、ついつい長話をしてしまいますが、ある時にこういうお話を伺いました。「この歳になると、夜寝るのが怖いわ。次の日の朝、目を覚ますかどうか、わからんからなあ…」

私は、夜寝る前に、次の日の予定などを考えながら寝ることが多いのですが、それは全て、次の日の朝目を覚ますことが前提なのですね。でも本当は、次の日の朝目を覚ますという、当たり前と思っていることが、当たり前ではない、有り難いことなのかもしれませんね。

 人生百歳まで生きても、36,500朝です。一つ一つの、ありがたい朝を大切に生きていきたいですね。

 

2021年10月の参道掲示板

 参道掲示板に十月の「ことば」を掲示しました。ご参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

十月のことば 「コツコツ つづければ 実を むすぶ」

 以前、私が参加した書道の講習会でこういう出来事がありました。受講生が先生に対して、「書道が上達するコツは何ですか」と聞いたところ、先生は一言、「コツコツがコツ」とお答えになりました。参加者一同、大笑いという出来事でしたが、この言葉、単なるギャグではなく、長年書道の修練を続けてきた先生がおっしゃっただけに、深いものを感じたのです。

 現代という時代は、スピード感が重視される時代だと思います。例えば、何かわからない言葉があった場合、さっとスマホを取り出して、詳しい言葉の説明は横に置いといて、おおよその意味がわかれば、スマホをポケットにさっとしまう。時間にして30秒以下でしょうか、これが現代のスピード感だと思います。別の見方をすれば、手間暇かかることというのは、敬遠される傾向があるように思います。スマホが現代社会にここまで浸透した理由は、このスピード感にあるのでしょう。

これは時代の流れなので、良い悪いではなく、ある程度は合わせていくしかないでしょうが、忘れてはいけないのは、手間暇=無駄ではないということです。

 何かを成し遂げようとした時(大層なことでなくても、例えばダイエットなど身近なことでも)、スマホのスピード感ではなかなかことは進みませんね。手間暇かかるのですよ。そんな時、「どうせ私は何をやっても…」なんて思う必要はないのです。結局のところ、「コツコツつづける」ことでしか、結果はでないのですから。

人間はスマホじゃない。人間は骨々(コツコツ)でできているんだ!

私も、ギャグを言ってみたくなりました。失礼しました。

2021年9月の参道掲示板

 

 参道掲示板に九月の「ことば」を掲示しました。ご参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

九月のことば 「赤は赤 黄は黄のままに とりかえられぬ 尊さを 咲く」

 いきなりですが、今月は、少し仏教の話をしましょう。(お寺の掲示板なので、仏教の話は当然か…? たまには、願成寺の掲示板でも少しだけ硬めの仏教の話もします。)

 仏教の経典の中に、「仏説阿弥陀経」という経典があります。浄土宗系統では、根本経典といってとても大切にされている経典です。この経典では、阿弥陀仏の国、即ち極楽浄土のあり様が書かれています。当然、極楽は素晴らしい所だということが書かれているのですが、その一節にこのような記述があります。

「青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光」

 極楽浄土では、「青いものは青く光り、黄色いものは黄色く…なんて素晴らしい所だ」となるわけです。ここで、「ん?」となりませんか。だって、「青いものが青く光るって、当たり前じゃん」って思う方も多いでしょう。確かにその通りなんですが、青いものが青く光るって、本当に当たり前のことですか?

 極楽ではなく、現実世界で考えてみましょう。現実世界でも、赤い花は赤いですし、黄色い花は黄色いです。それは当たり前のことです。では、ここで、花を人間に置き換えて考えてみましょう。われわれ人間には、それぞれの色、即ち個性=キャラクター(キャラ)というものがあります。自分のキャラ通りの自分を生きていますか?こう聞かれると私は、「うーん」と考え込んでしまいます。

 はっきり言って、自分のキャラ通りの自分を生きるというのは、大変なことだと思います。どうしても、周りの目が気になりますし、周囲にどう思われているのかも気になってしまいます。その結果、自分の本当のキャラとは別に、「周囲が自分に求めているキャラ」を無理して演じている自分がいることに気が付くかもしれません。大人の社会でいうところの「世間体」というのも同じことですね。

 現実社会では、「周囲の目」も「世間体」も一切気にしないで生きるというのは、難しいことかもしれませんが、一つ忘れてはいけないことがあります。それは、本来自分が持っている色=個性=キャラというのは、他の色とは取り替えることができない程に尊いものだということです。

 世渡りをする上で、自分の色を周囲の色に合わせることもあるでしょうが、根本的な自分の色まで変えようと苦しむことはないのです。

今から約2500年前に起こった仏教の経典にも、「青色青光…」とあるように、青色は青く光るのが一番美しいのだと思います。野の花がそうであるように、自分の色で咲くことが尊いことなのだと思いますよ。

2021年8月の参道掲示板

 参道掲示板に八月の「ことば」を掲示しました。ご参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

八月のことば 「金メダルは無理でも 自己ベストは ねらえる」

 連日、オリンピックで熱戦が繰り広げられておりますね。国や競技の種類に関係なく、大舞台で全力を尽くすアスリートの姿には感動を覚えますね。あそこに到達するまでには、想像を絶する努力や挫折があったことでしょう。

「自分なんかには到底…」と思ってしまいますが、本当にそうでしょうか。確かに、私のように中年にもなると、「今からオリンピックアスリートを目指す」というのは、現実的ではありませんが、日々の暮らしの中で「自分のできることを精一杯頑張る」、つまり自己ベストを更新することはできるかもしれませんね。

きっとオリンピックアスリートは、自己ベストの更新を繰り返してきた結果、オリンピックの舞台に立っているのでしょう。

 気持ちの上では、誰もがオリンピックアスリートになれると思いますので、どんな小さなことでもよいので、「昨日できなかったことを今日できるように」自己ベストを更新していきたいものです。 Do My Best !

盆期間 臨時駐車場

盆期間の8/9~8/15の間に限り、丸惣商店様の従業員駐車場を臨時駐車場として借りております。

盆期間は、当寺院の駐車が非常に混雑するため、是非、臨時駐車場をご利用ください。

臨時駐車場住所:和歌山県田辺市古尾10

お盆の先祖供養(施餓鬼)

お盆の先祖供養(施餓鬼)を下記日時にて行います。どうぞ、ご参拝下さい。

8/9(月・振替休日)  7時半~11時半

尚、檀家様の卒塔婆は全て用意しておりますが、それ以外の方(納骨、永代供養をされている方)で、個別に供養を希望される場合は、卒塔婆の準備の都合がありますので、事前に電話にてお申し込みください。

2021年7月の参道掲示板

 参道掲示板に七月の「ことば」を掲示しました。ご参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

七月のことば 「時代の 波にのっても 酔うなよ」

 先日、タレントのビートたけしさんが、若者に向けて書いたと思われる記事を目にしました。そこには、「スマホを捨てる勇気を持て」「スマホは現代の年貢だ」「手錠だ」などなど、ビートたけしさんらしい過激なことが書かれておりました。

しかし、ビートたけしさんが言っていることの本質は、スマホを批判しているのではなく、スマホと人の関わり方なんですね。スマホを持つことにより、どこにいても、誰とでも容易に繋がることができ、しかも、あらゆる情報を入手することもできます。本当に便利ですね。

でもね、「四六時中スマホに縛られてないかい?」「スマホが手元にないと不安で仕方ない?」「一日に何時間スマホに時間を取られている?」「スマホがあれば世の中とつながってられる?じゃあ、どうして現代は孤独な人が多いんだい?」・・・ビートたけしさんの指摘はなかなか手厳しいですね。

 ところが、現実問題として、スマホを持たないという訳にもいかないですね。学校や仕事の連絡事項もスマホにきますしね。やはり、大切なのはスマホとの付き合い方でしょうね。スマホを操作する主体は「自分」で、決して「自分」はスマホに支配されない、という強い意志が必要なのかもしれません。

 現代という時代を生きていく上では、ある程度、時代の波にのる必要があると思います。特に若い方は。でもね、どんなに時代の波にのっても、自分を見失わないでほしいものですね。