2022年12月の参道掲示板

参道掲示板に十二月の「ことば」を掲示しました。参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺␣ロコ」「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

十二月のことば 「大掃除 心の垢も キレイにね」

 早いもので今年もお掃除の時期ですね。今日は、掃除で思い出す修業時代のエピソードを一つ紹介したいと思います。

 もう十年以上前になりますが、私は僧侶の資格を得るために本山で修業をしておりました。その修業中のモットーと言いますか、常に言われていたのが、「一に清掃、二に学問、三に勤行(ごんぎょう)」という言葉です。(勤行とは勤めるべき行いのこと。僧侶の場合、お経を唱えるなどの‘お勤め‘のこと。)

私は、てっきりお寺の修業といえば勤行中心だと思っておりましたが、まずは掃除からだというわけです。そういえば、日本では学校教育でも毎日帰り際に掃除の時間があり、学期に1回は大掃除がありますね。我々日本人にとっては、掃除というのは単にキレイにするという行為にとどまらず、気持ちをリセットする役割も兼ねているのかもしれませんね。

そう考えると、修業の際、一に清掃といわれたのも腑に落ちます。まずは、掃除をして気持ちを切り替え、修業モードになりなさい。次に、なぜ修業するのかを学びなさい(学問)。最後に実践しなさい(勤行)。こういう順序ですね。

 我々は、日々の生活の中で色々なものをため込みながら生きていますね。ため込むものの中には、負の感情(心の垢)もありますね。どこかでリセットが必要になってくるかと思います。今年にため込んだ心の垢は、大掃除とともにリセットし、新たな気持ちで新年を迎えたいものですね。

 

「納骨堂大改修」のお知らせ

 この度、納骨堂の大改修を実施させて頂くこととなりました。築50年による老朽化対策と耐震対策を施します。皆様にはご不便をおかけしますが、何卒ご理解の程よろしくお願い致します。改修工事期間中は本堂内仮納骨壇にてお骨をお祀りしますので、そちらの方へご参拝お願いします。

 尚、工事期間中も新規納骨は受け付けておりますが、工事が済むまでの間は仮納骨壇でのお祀りとなりますこと、ご理解の上お納骨お願いします。

・工期 12月下旬~3月上旬

・仮納骨壇 本堂内左側

2022年11月の参道掲示板

参道掲示板に十一月の「ことば」を掲示しました。参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺␣ロコ」「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

十一月のことば 「裏も 表も 見せながら」

 今年も紅葉の時期となりましたね。紅葉の歌(俳句)で有名なものに「裏を見せ 表を見せて 散るもみじ」という歌があります。江戸時代の僧侶良寛和尚の歌といわれております。

 もみじがひらひらと散っていく光景と人の人生を重ね合わせたのでしょうかね。確かに、もみじのように裏も表も見せながら、それでいて美しい生き様というのは一見難しいように思えますね。でも、本当にそうでしょうか?

 私たちは、どうしても表をよく見せたがりますよね。でも、そういう生き方をすればするほど裏は見せられなくなりますよね。だって、表とのギャップが大きいですから。しかし、これは表との差が大きいというだけで、裏が見せられないほど汚いということではないのですよ。

自分を必要以上に大きく見せる・見栄を張ることによって、本当の自分(裏)を見せられなくなる、だからますます見栄を張る・・・ うーん、なんだか疲れる生き方のような気もしますね。自分で自分の生き様を苦しくしているような気もしますが・・・。

 裏と表の差が少なければ、どっちを見せてもあまり気にならないのでは?なんてことを、自在にひらひらと舞う紅葉を見ながら思う次第であります。自然体が一番ってことですかね。

2022年10月の参道掲示板

参道掲示板に十月の「ことば」を掲示しました。参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺␣ロコ」「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

十月のことば 「実りの重さは 重ねた日々の 重さ」

 いつまでも残暑が厳しいですが、朝夕はだいぶ秋らしくなってきましたね。農家の方々はいよいよ、実りの秋・収穫の秋を迎えますね。

さて、今日はその「実り」について、思うところを綴っていきたいと思います。

 私たちはよく、「実り(結果)」について良い悪いを論じますね。殊に悪い結果になった場合は、なぜそうなったのかを考えますね。学校でよく教えられてきた、「反省を次に生かす」というものの考え方です。この考え方は、これはこれでいいのですが、良い結果になった場合も同じように、なぜそうなったのかを深く考えてもよいのではと思っております。

 「失敗から学ぶ」ことも大切ですが、同じだけ「成功から学ぶ」こともあると思います。成功と言っても、大成功ではなく日々の生活でちょっと上手くいったことを考えてみてください。きっとそこには、ちょっとした積み重ねや、ちょっとした気遣いがあると思います。

 良い結果が出た時はただ喜ぶだけではなく、このちょっとした○○に気づいていきたいですね。成功といっても、結局は日々のちょっとした○○の積み重ねなのかなと最近よく思います。

 実り(結果)を収穫するときに、自分がそれまで重ねてきた日々の重さを実感できるといいですね。

2022年9月の参道掲示板

参道掲示板に九月の「ことば」を掲示しました。参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

九月のことば 「命は有限 想いは無限」

 お盆にお彼岸に、お墓や仏壇に手を合わせ拝む機会が増える時期ですね。さて以前、拝む時に「何を言えばいいの?」「何を考えればいいの?」という質問を受けたことがあります。

念仏を唱えたり、お願いごとをしたり、人それぞれに拝み方があるでしょうが、私は「自分の想い」を伝えればいいのではと思っております。

 当たり前のことですが、人の命は有限です。でも不思議なもので、大切な人への想いというのは、その人が亡くなったからといってストップするものではありませんね。その人が亡くなった後も無限に想いが溢れてくるものです。だから、お墓や仏壇で拝む時は、大切なその人への「想い」を伝えればいいのではないでしょうか。

時には「愚痴」や「弱音」が想いとなって出てくるかもしれませんが、それはそれでいいと思いますよ。此岸(この世)を生きる者の「悩み」や「苦しみ」を静かに見守ることが、先に彼岸(あの世)に旅立った者の責務なのですから。

有限の命の中で、無限の想いを…先に旅立った大切な人へ伝えたいですね。

2022年8月の参道掲示板

参道掲示板に八月の「ことば」を掲示しました。参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

八月のことば 「止まってもいい 少しづつでもいいから 歩こう (千里の道も一歩から)」

 盛夏ですね。学校も夏休みに入り、今年こそは夏を満喫するぞと意気込んでいた人も多いのではないでしょうか。ところが、またコロナが…第7波?。

なかなか前に進めないですね。当地域は観光業に従事している方も多いので、落胆、焦燥、悲観、様々な声が聞こえてきます。当然、お寺も少なからずの余波を受けております。嘆いていても仕方がないとわかっていても…厳しい現状ですね。何が一番苦しいかというと、終わりが見えないことではないでしょうか。

終わりの見えない道を歩くのは、本当にしんどいですよね。だからこそ、止まりながらでも、少しづつでも、とにかく諦めずに一歩一歩しかないですね。

今月の掲示板は、私自身への呼びかけでもあります。掲示板の絵の小僧さんのように、苦しい状況でも笑顔で歩み続ける、そうありたいと思っております。

お盆行事&臨時駐車場

お盆の行事&臨時駐車場の案内を致します。

願成寺では、毎年8/11(山の日)の午前中にお盆の先祖供養を行っております。檀家様には案内ハガキを送付済ですが、檀家以外の方でも事前にお申込み頂ければ対応させて頂きます。

納骨されておられる方等、ご遠慮なくお申し込みください。
(お塔婆を用意させて頂きますので、事前にお申込みよろしくお願いします。)

また、初盆の方につきましては、8/11以外の日程でもお供養を受け付けておりますので、ご検討下さい。

駐車場につきましては、盆期間中(8/11~15)臨時駐車場をご利用ください。 

(臨時駐車場住所:田辺市古尾10 丸惣商店従業員駐車場)

お盆期間中も、納骨・永代供養を受け付けております。ご遠慮なく資料請求または、電話にてご連絡お願いします。

2022年7月の参道掲示板

参道掲示板に七月の「ことば」を掲示しました。参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

七月のことば 「大変な時は 大きく 変わる チャンス」

 以前、この掲示板で「パラダイムシフト」という言葉を少しだけ紹介したと思いますが、今日はもう少し掘り下げて考えたいと思います。

「パラダイムシフト」とは、その時代に当然と考えられていた物の見方や考え方が劇的に変化することをいいます。日本でいうと、明治維新が最もわかりやすい例でしょうか。近年では、コロナにより業種によってはパラダイムシフトが起こりつつあるといわれております。

 さて、このパラダイムシフトですが、実はお寺に関しては「只今真っ最中」という感じなんです。私が住職になった10年くらい前から、変化の波が打ち寄せていましたが、コロナによって一気に大変革期に突入しましたね。

これまでのお寺の制度は、江戸時代にベースが作られた檀家制度をもとにしていました。しかし、近年の少子化や過疎化により、地域によっては(特に地方では)檀家制度でのお寺の維持運営が厳しくなりつつあります。まさに、お寺にとっては「大変な時」なんです。

 しかし、考え方によっては「大きく変わることができるチャンス」でもあるのです。檀家制度の下では、檀家様以外に情報を発信する機会は極めて少なかったですが、今では多くの方々に情報を発信する機会はあります。檀家様以外の方々にも「願成寺ってこういうお寺」と知って頂くチャンスはあります。

だから、「大変だ、大変だ」とぼやくのではなく、時代に合ったお寺へと「大きく変わるチャンス」が到来したと考え、試行錯誤ではありますが、がんばっていこうと思っております。

 「がんばっていく」といっても、この掲示板に関しては、住職の趣味みたいなものですので、今まで通り、ゆるい感じで行きますが… よろしければ、今後もどうぞお付き合いください。

↓以前、ネット情報誌のインタビューを受けました。よろしければ、ご一読下さい。

PRIMEPORT / プライムポート | 和歌山県田辺市|当たり前を大切にする地元地域の救いの場【願成寺】 (orientechnologies.com)

2022年6月の参道掲示板

参道掲示板に六月の「ことば」を掲示しました。ご参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

六月のことば 「やまなかった雨はない いつかきっと」

 今日は少し仏教の話をしましょう。仏教の基本的な考え方に「空(くう)思想」というものがあります。この空思想を最も簡潔に説いているのが、有名なお経「般若心経」なのですが、今日はその空思想を紹介しましょう。

空思想とは、この世の全ての事物は「空=実体のないもの」だという考え方です。いやいや、実体はある。目の前のリンゴは掴むことができる、という声が聞こえてきそうですが、仏教の時間軸は長いのですよ。つまり、「時の流れのなかで、永久不変の事物なんて何一つない。目の前にある事物は全て、変化し続けている。我々が見ているものは、その変化の一過程にすぎない」ということです。

 我々の目の前にあるものは、全て実体のない空、だから、苦しみも悲しみもずっと続くわけではない、と仏教は説いているのですね。

空思想は、嫌なことがあって苦しんでいる人に対しては、「その状態がずっと続く訳ではない」と説き、同じく、絶好調・有頂天の人に対しても「その状態がずっと続く訳ではない」と説いているのです。捉え方によって、救いにも戒めにもなる教えですね。

長らく続いているコロナ禍、「空思想」が心の平静を保つヒントになるかもしれませんね。

2022年5月の参道掲示板

参道掲示板に五月の「ことば」を掲示しました。ご参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

五月のことば 「春の芽は 秋には実となる さぁ始めよう」

 ゴールデンウイークですね。4月から新しい環境で生活を始められた方にとっては、ようやく一息つけるといった感じですね。もう20年程経ちましたが、私も新入社員だった頃は、4月1日の入社式からずっと気を張っていて、ゴールデンウイークにやっと一息つけた記憶があります。何事もそうですが、最初は疲れますね。特に精神的にね。

 そんな時は、あまり先のことを考えない方がいいですよ。精神的に疲れるということは、自分が思っている以上に、無意識のうちに必死なんですよ。必死ということは、少なくてもやる気の芽は出ているのですから、あとはコツコツ続けていれば、必ず実ります。

私の経験上、ゴールデンウイーク明けの一歩は本当に重いです。でも、せっかく芽生えたものは、実にしたいですよね。だから、まずは一歩踏み出すことから、さぁ始めよう。