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お盆行事&臨時駐車場

お盆の行事&臨時駐車場の案内を致します。

願成寺では、毎年8/11(山の日)の午前中にお盆の先祖供養を行っております。檀家様には案内ハガキを送付済ですが、檀家以外の方でも事前にお申込み頂ければ対応させて頂きます。

納骨されておられる方等、ご遠慮なくお申し込みください。
(お塔婆を用意させて頂きますので、事前にお申込みよろしくお願いします。)

また、初盆の方につきましては、8/11以外の日程でもお供養を受け付けておりますので、ご検討下さい。

駐車場につきましては、盆期間中(8/11~15)臨時駐車場をご利用ください。 

(臨時駐車場住所:田辺市古尾10 丸惣商店従業員駐車場)

お盆期間中も、納骨・永代供養を受け付けております。ご遠慮なく資料請求または、電話にてご連絡お願いします。

2022年7月の参道掲示板

参道掲示板に七月の「ことば」を掲示しました。参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

七月のことば 「大変な時は 大きく 変わる チャンス」

 以前、この掲示板で「パラダイムシフト」という言葉を少しだけ紹介したと思いますが、今日はもう少し掘り下げて考えたいと思います。

「パラダイムシフト」とは、その時代に当然と考えられていた物の見方や考え方が劇的に変化することをいいます。日本でいうと、明治維新が最もわかりやすい例でしょうか。近年では、コロナにより業種によってはパラダイムシフトが起こりつつあるといわれております。

 さて、このパラダイムシフトですが、実はお寺に関しては「只今真っ最中」という感じなんです。私が住職になった10年くらい前から、変化の波が打ち寄せていましたが、コロナによって一気に大変革期に突入しましたね。

これまでのお寺の制度は、江戸時代にベースが作られた檀家制度をもとにしていました。しかし、近年の少子化や過疎化により、地域によっては(特に地方では)檀家制度でのお寺の維持運営が厳しくなりつつあります。まさに、お寺にとっては「大変な時」なんです。

 しかし、考え方によっては「大きく変わることができるチャンス」でもあるのです。檀家制度の下では、檀家様以外に情報を発信する機会は極めて少なかったですが、今では多くの方々に情報を発信する機会はあります。檀家様以外の方々にも「願成寺ってこういうお寺」と知って頂くチャンスはあります。

だから、「大変だ、大変だ」とぼやくのではなく、時代に合ったお寺へと「大きく変わるチャンス」が到来したと考え、試行錯誤ではありますが、がんばっていこうと思っております。

 「がんばっていく」といっても、この掲示板に関しては、住職の趣味みたいなものですので、今まで通り、ゆるい感じで行きますが… よろしければ、今後もどうぞお付き合いください。

↓以前、ネット情報誌のインタビューを受けました。よろしければ、ご一読下さい。

PRIMEPORT / プライムポート | 和歌山県田辺市|当たり前を大切にする地元地域の救いの場【願成寺】 (orientechnologies.com)

2022年6月の参道掲示板

参道掲示板に六月の「ことば」を掲示しました。ご参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

六月のことば 「やまなかった雨はない いつかきっと」

 今日は少し仏教の話をしましょう。仏教の基本的な考え方に「空(くう)思想」というものがあります。この空思想を最も簡潔に説いているのが、有名なお経「般若心経」なのですが、今日はその空思想を紹介しましょう。

空思想とは、この世の全ての事物は「空=実体のないもの」だという考え方です。いやいや、実体はある。目の前のリンゴは掴むことができる、という声が聞こえてきそうですが、仏教の時間軸は長いのですよ。つまり、「時の流れのなかで、永久不変の事物なんて何一つない。目の前にある事物は全て、変化し続けている。我々が見ているものは、その変化の一過程にすぎない」ということです。

 我々の目の前にあるものは、全て実体のない空、だから、苦しみも悲しみもずっと続くわけではない、と仏教は説いているのですね。

空思想は、嫌なことがあって苦しんでいる人に対しては、「その状態がずっと続く訳ではない」と説き、同じく、絶好調・有頂天の人に対しても「その状態がずっと続く訳ではない」と説いているのです。捉え方によって、救いにも戒めにもなる教えですね。

長らく続いているコロナ禍、「空思想」が心の平静を保つヒントになるかもしれませんね。

2022年5月の参道掲示板

参道掲示板に五月の「ことば」を掲示しました。ご参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

五月のことば 「春の芽は 秋には実となる さぁ始めよう」

 ゴールデンウイークですね。4月から新しい環境で生活を始められた方にとっては、ようやく一息つけるといった感じですね。もう20年程経ちましたが、私も新入社員だった頃は、4月1日の入社式からずっと気を張っていて、ゴールデンウイークにやっと一息つけた記憶があります。何事もそうですが、最初は疲れますね。特に精神的にね。

 そんな時は、あまり先のことを考えない方がいいですよ。精神的に疲れるということは、自分が思っている以上に、無意識のうちに必死なんですよ。必死ということは、少なくてもやる気の芽は出ているのですから、あとはコツコツ続けていれば、必ず実ります。

私の経験上、ゴールデンウイーク明けの一歩は本当に重いです。でも、せっかく芽生えたものは、実にしたいですよね。だから、まずは一歩踏み出すことから、さぁ始めよう。

2022年4月の参道掲示板

参道掲示板に四月の「ことば」を掲示しました。ご参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

四月のことば 「タンポポ 踏まれても 花を 咲かせる」

 コロナ渦での3度目の春を迎えますね。この数年で社会全体の価値観や、これまでの生活スタイルが大きく変化しましたね。こういう、社会全体の変革期をパラダイムシフトというそうです。

このパラダイムシフトの時期に、新しく社会に出る若い方々には、色々な困難があろうかと思います。私の若い頃も、就職氷河期なんて言われて、それなりに大変な時期でした。しかし、今の方が、変化のスピードも速いし、何よりも前例がないという点で、本当に適応するのが大変な時代だなと感じております。

 若いうちは特に、頭を打つことも多いと思います。また、自分のプライドを踏みにじられるような悔しい経験もすると思います。でも、卑屈になることも、ふてくされることもないと思いますよ。自分らしく、コツコツと続けていれば、きっと結果は出ると思います。大成功と言われるような大きな結果だけが、結果ではないはずです。

野の花々はどうですか?自分を、花屋で売られている高価な大輪の花と比べて、卑屈に咲いてますか?自分らしく、かつ誇らしげに咲く野の花々に、私は強さと美しさを感じます。

納骨供養祭 中止の連絡

毎年、春の彼岸に実施させて頂いております、納骨供養祭(既に納骨されている方々の法要)ですが、本年も昨年同様、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う自粛により、中止とさせて頂きます。ご理解の程、よろしくお願いします。

個別での供養、新規納骨、その他法要に関しましては、感染対策(マスク、消毒、空気清浄機設置等)を徹底の上、随時受け付けておりますので、よろしくお願いします。

来年以降は、例年通り春の彼岸に納骨供養祭を実施させて頂く予定ですので、その節は、どうぞご参拝ください。

2022年3月の参道掲示板

参道掲示板に三月の「ことば」を掲示しました。ご参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

三月のことば 「つまずいた 石は 踏台にもなる」

 早いもので、もう三月ですね。先日まで冬季オリンピックを観ていたと思えば、もう春ですね。

 ところで、今日はそのオリンピックで、印象に残る言葉があったので、紹介したいと思います。カーリング女子のメンバー吉田知那美選手の言葉です。カーリング女子は、予選4位通過、つまりギリギリで準決勝に進めたのですが、その際、吉田選手は「4位上がりの私たちの最大のアドバンテージは、他の3チームよりもたくさんのミス、たくさんの劣勢を経験できたことだった」とおっしゃりました。

 人は失敗したり、窮地に陥るとどうしても、弱音を言ったり、言い訳したり、捨て鉢になったりしてしまいますよね。でも、そういう経験をステップアップへの踏台と考えることができる心の豊かさ、是非見習いたいものです。

 失敗しない人間はいません。人は人生の中で、必ず何かにつまずきます。その時に、そのつまずきを次に生かせる心の余裕をもっていたいですね。

2022年2月の参道掲示板

参道掲示板に二月の「ことば」を掲示しました。ご参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

二月のことば 「まわり道 したから 見れた 花もある」

 最近ふと思ったのですが、平均寿命から考えると今の私の年齢が丁度、人生折り返しなんですね。今までの自分の人生は、住職という今の立場から考えると、それなりに「まわり道」してきたのかなと思います。

まわり道せずに、一本道で住職を目指すなら、大学の仏教系学部に入学し、卒業後そのまま本山で修行というコースになります。しかし、私は次男坊ということもあり、大学では経済学部で、卒業後はサラリーマンを10年近く経験しました。そういう意味では、住職としては、まわり道が長かったと思います。

 最近の若者はよく、「コスパ」という言葉を使いますね。コストパフォーマンス、つまりは、費用対効果のことであり、より少ない労力・コストで最大限の効果を得ることですね。人生に例えるならば、自分の目標に最短距離で到達する、そういう生き方でしょうか。それはそれで、無駄のない生き方で、潔いと思いますが、全員がそういう生き方をできるわけではありませんよね。

 今はコロナ禍で、例えば、学校の授業がオンラインになったり、学校行事が削減されたりしていると思います。テレビのコメンテーターのなかには、「オンライン授業の方が効率がよい」とか「これを機に、無駄な学校行事を減らすべき…」とおっしゃる方もいますが、本当にそうでしょうか?確かに、受験に合格するという目標に対しては、わざわざ学校に通学して、友達と喧嘩したり、恋愛したり失恋したりという行為は、「まわり道」以外の何物でもないでしょうね。でも、10年後、20年後に記憶に鮮明に残っているのは、意外に「まわり道」したことばかりかもしれませんよ。

 私は個人的には、コスパの良い人生よりも、「まわり道」の多い人生をお勧めします。住職とサラリーマン、全く違う職種のようですが、意外とサラリーマン時代の経験に助けられることも多いのですよ。人生、「まわり道」に助けられることもしばしばかもしれません。また、「まわり道」をすると、思いがけない拾い物をするかもしれませんよ。私の場合、サラリーマン時代に会社の同僚と結婚し…(奥様を拾い物呼ばわりしてはいけません)。

 「まわり道」だろうが「寄り道」だろうが、色々経験すると、人生どこでその経験が役に立つかわかりません。だから、「まわり道した。損した。」と思わず、「まわり道したけど、きれいな花が見れたから、まあ、いいか」くらいの気持ちでいた方が楽ですよ。

2022年1月の参道掲示板

参道掲示板に一月の「ことば」を掲示しました。ご参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

一月のことば 「益(やく)年 厄年 躍(やく)年 自分の心が 決める」

 新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。また、本年も月一回の更新を目標に参道掲示板を作成しますので、どうぞご覧下さい。

 新年早々、私事で恐縮ですが、私は今年42歳の厄年を迎えます。「厄」という字を見ると、何か良くないことが起こりそうで怖いですが、私は厄年とは一つの「戒め」だと思っております。

 2年くらい前から毎年、健康診断を受けているのですが、やはり40歳を超えると何かしら要チェックの項目が出てきますね。男42歳というのは、「そろそろ健康面も気をつけなさいよ」というサインなのかもしれませんね。また、仕事面でも、サラリーマン時代の同期などは、そろそろ管理職に向けて大事な時期にさしかかっているようです。色々な面で、厄年の年齢というのは、「油断するなよ」「しっかりしなさいよ」という戒めの意味が込められていると思います。

 厄年を「自分への戒め」と考え、「ここが正念場」という気持ちで過ごすことにより、今後益々と広がる「益(やく)年」にもなるでしょうし、さらなる飛躍へとつながる「躍(やく)年」にもなりうるかもしれませんね。

自分の気持ち次第で、厄年を益(やく)年にも躍(やく)年にも変えられる可能性がありそうですね。

皆さんにとっても、私にとっても、新しい年が、益(やく)年・躍(やく)年であるように、戒めるべきところは戒め、ポジティブな気持ちで過ごしていきたいですね。