納骨堂の大改修が完了しました。
昨年末より約三ヶ月にわたり大改修を実施しておりました納骨堂ですが、本日より開堂いたします。 皆様により快適に参拝頂けますよう、バリアフリーのフラットフロア&椅子としました。靴のまま中にお入り頂けます。
是非、ご参拝ください。
納骨堂の大改修が完了しました。
昨年末より約三ヶ月にわたり大改修を実施しておりました納骨堂ですが、本日より開堂いたします。 皆様により快適に参拝頂けますよう、バリアフリーのフラットフロア&椅子としました。靴のまま中にお入り頂けます。
是非、ご参拝ください。
参道掲示板に三月の「ことば」を掲示しました。参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺␣ロコ」「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。
三月のことば 「花は 散ることを知りながら 咲くことを恐れない」
いきなりですが、仏教の教えを一言でいうなら何でしょうか?人それぞれ意見はあるでしょうが、一応仏教の基本思想は「諸行無常」といわれております。もっとわかりやすく言うと「今の状態・状況は永遠には続かないよ。例外はないよ。」ということです。例外はない…、そう、人の命についても「諸行無常」のルールは適応されます。
身もふたもない言い方ですが、仏教的に人の命を表現すると、「人は生まれた瞬間から死に向かって歩み始める」となります。
だからといって、「どうせ死ぬのだから…」「何をしたって死ぬのだから…」という考え方が仏教的な生き方かというと違います。むしろ逆なのです。
仏教では、「諸行無常」のルールを受け入れたうえで、「何事もずっとは続かないのだから、せめて今この瞬間を、目の前のなすべきことを」大切にしようと考えるのです。「どうせ○○だから」なんて言っていては、何も始まらないですね。散るとわかっていても、臆することなく誇らしく咲く野の花々のような生き方が「諸行無常」の生き方なのかもしれませんね。
毎年春の彼岸に実施しております、納骨供養祭(納骨総回向)を下記日程にて開催致します。コロナの影響から全体での開催は三年ぶりとなります。是非、ご参拝ください。
3月19日(日曜) 8時~15時(12時~13時昼休憩)
*お車の駐車は、警備員の誘導に従い臨時駐車場にお停めください。(臨時駐車場住所:田辺市古尾10 丸惣商店従業員駐車場)
*3/19は既に願成寺に納骨されておられる方々の供養となります。新規の納骨をご希望の方は個別にご予約をお願いします。
*納骨堂の大改修を実施しました。新しくなった納骨堂に是非ご参拝ください。
参道掲示板に二月の「ことば」を掲示しました。参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺␣ロコ」「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。
二月のことば 「花が咲こうと 咲くまいと 生きていることが 花」
今月の「ことば」は、昨年10月に亡くなられましたアントニオ猪木さんのことばです。プロレス界で大輪の花を咲かせた猪木さんの言葉と知って、正直、私は意外だと思いました。でも、猪木さんの生い立ちを知って、納得するものがありました。
猪木さんは、5歳の時に父親を亡くし、14歳の時にはブラジルへの移民船の中で父親代わりでもあった最愛の祖父も亡くしております。幼少期から思春期の多感な時期に、近しい人を亡くしたことにより、いやが上でも「生きる」ということを考えてしまいますね。そして、猪木さんなりの「生きる」ことへの答えがこの言葉であり、有名な「元気があれば何でもできる」なのでしょうね。
私たちは、生きていることが当たり前で、その先にある結果ばかりを見てしまいますね。でも本当は、まずは生きていることに感謝し、そしてせっかくのこの命を○○に使おう!と考えるのが順序かもしれませんね。
参道掲示板に一月の「ことば」を掲示しました。参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺␣ロコ」「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。
一月のことば 「未来は 今日から 変わるもの」
新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。また、本年も月一回の更新を目標に参道掲示板を作成しますので、どうぞご覧下さい。
新しい年を迎え、心新たに何か目標を立てて取り組みたいものですね。小さな目標でも、自分しかわからないようなちょっとした目標でも、コツコツ続けていれば、自分の未来を変えられるかもしれません。大切なのは、始めることですね。そういう意味では、新年というのは何かを始めるには絶好の機会ですね。
さあ、今日から未来を変えましょう。今日から始めた何かが、来年・再来年~10年後のあなたの未来を変えるかもしれませんよ。
参道掲示板に十二月の「ことば」を掲示しました。参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺␣ロコ」「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。
十二月のことば 「大掃除 心の垢も キレイにね」
早いもので今年もお掃除の時期ですね。今日は、掃除で思い出す修業時代のエピソードを一つ紹介したいと思います。
もう十年以上前になりますが、私は僧侶の資格を得るために本山で修業をしておりました。その修業中のモットーと言いますか、常に言われていたのが、「一に清掃、二に学問、三に勤行(ごんぎょう)」という言葉です。(勤行とは勤めるべき行いのこと。僧侶の場合、お経を唱えるなどの‘お勤め‘のこと。)
私は、てっきりお寺の修業といえば勤行中心だと思っておりましたが、まずは掃除からだというわけです。そういえば、日本では学校教育でも毎日帰り際に掃除の時間があり、学期に1回は大掃除がありますね。我々日本人にとっては、掃除というのは単にキレイにするという行為にとどまらず、気持ちをリセットする役割も兼ねているのかもしれませんね。
そう考えると、修業の際、一に清掃といわれたのも腑に落ちます。まずは、掃除をして気持ちを切り替え、修業モードになりなさい。次に、なぜ修業するのかを学びなさい(学問)。最後に実践しなさい(勤行)。こういう順序ですね。
我々は、日々の生活の中で色々なものをため込みながら生きていますね。ため込むものの中には、負の感情(心の垢)もありますね。どこかでリセットが必要になってくるかと思います。今年にため込んだ心の垢は、大掃除とともにリセットし、新たな気持ちで新年を迎えたいものですね。
この度、納骨堂の大改修を実施させて頂くこととなりました。築50年による老朽化対策と耐震対策を施します。皆様にはご不便をおかけしますが、何卒ご理解の程よろしくお願い致します。改修工事期間中は本堂内仮納骨壇にてお骨をお祀りしますので、そちらの方へご参拝お願いします。
尚、工事期間中も新規納骨は受け付けておりますが、工事が済むまでの間は仮納骨壇でのお祀りとなりますこと、ご理解の上お納骨お願いします。
・工期 12月下旬~3月上旬
・仮納骨壇 本堂内左側
参道掲示板に十一月の「ことば」を掲示しました。参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺␣ロコ」「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。
十一月のことば 「裏も 表も 見せながら」
今年も紅葉の時期となりましたね。紅葉の歌(俳句)で有名なものに「裏を見せ 表を見せて 散るもみじ」という歌があります。江戸時代の僧侶良寛和尚の歌といわれております。
もみじがひらひらと散っていく光景と人の人生を重ね合わせたのでしょうかね。確かに、もみじのように裏も表も見せながら、それでいて美しい生き様というのは一見難しいように思えますね。でも、本当にそうでしょうか?
私たちは、どうしても表をよく見せたがりますよね。でも、そういう生き方をすればするほど裏は見せられなくなりますよね。だって、表とのギャップが大きいですから。しかし、これは表との差が大きいというだけで、裏が見せられないほど汚いということではないのですよ。
自分を必要以上に大きく見せる・見栄を張ることによって、本当の自分(裏)を見せられなくなる、だからますます見栄を張る・・・ うーん、なんだか疲れる生き方のような気もしますね。自分で自分の生き様を苦しくしているような気もしますが・・・。
裏と表の差が少なければ、どっちを見せてもあまり気にならないのでは?なんてことを、自在にひらひらと舞う紅葉を見ながら思う次第であります。自然体が一番ってことですかね。
参道掲示板に十月の「ことば」を掲示しました。参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。それぞれ、「田辺市␣願成寺␣ロコ」「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。
十月のことば 「実りの重さは 重ねた日々の 重さ」
いつまでも残暑が厳しいですが、朝夕はだいぶ秋らしくなってきましたね。農家の方々はいよいよ、実りの秋・収穫の秋を迎えますね。
さて、今日はその「実り」について、思うところを綴っていきたいと思います。
私たちはよく、「実り(結果)」について良い悪いを論じますね。殊に悪い結果になった場合は、なぜそうなったのかを考えますね。学校でよく教えられてきた、「反省を次に生かす」というものの考え方です。この考え方は、これはこれでいいのですが、良い結果になった場合も同じように、なぜそうなったのかを深く考えてもよいのではと思っております。
「失敗から学ぶ」ことも大切ですが、同じだけ「成功から学ぶ」こともあると思います。成功と言っても、大成功ではなく日々の生活でちょっと上手くいったことを考えてみてください。きっとそこには、ちょっとした積み重ねや、ちょっとした気遣いがあると思います。
良い結果が出た時はただ喜ぶだけではなく、このちょっとした○○に気づいていきたいですね。成功といっても、結局は日々のちょっとした○○の積み重ねなのかなと最近よく思います。
実り(結果)を収穫するときに、自分がそれまで重ねてきた日々の重さを実感できるといいですね。