2025年4月の参道掲示板

 参道掲示板に四月の「ことば」を掲示しました。参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

 四月のことば 「近道はない 続けていれば 近づくだけ」

 四月一日、今日から新年度ですね。入社式が全国至る所で行われているかと思います。私も二十数年前の今日、緊張の面持ちで入社式に臨んでおりました。

あの頃は、色々な意味で必死でしたね・・・。大学は関西だったのに東京の会社に入社したので、東京の電車移動に必死、それだけで関東出身の同期に差をつけられている気がして、焦っていたのを今でも覚えています。

 入社式、新人研修が終わって各部署に配属された後も、最初のうちはとにかく「早く東京の生活に慣れなければ」「早く仕事を覚えなければ」と、焦っては空回りばかりしていたと記憶しております。あの頃はとにかく、最短ルートで進める「近道」ばかりを探していたんだなあ・・・と今になって思いますね。

 でもね、結局人生に「近道」なんて存在しないのかな?と最近よく思いますね。余程の才能にあふれた天才は別として、自分も含めいわゆる凡人は、コツコツ続けることでしか目標には近づけないと思っております。そして、コツコツ続けている時間こそが「出会い」や「経験」を得るためのかけがえのない時間であると信じています。

 どんな小さなことでも、続けていれば数年後・数十年後には大きな結果に近づけるかもしれませんね。

3/16 納骨供養祭(納骨総回向)の案内

毎年春の彼岸に実施しております、納骨供養祭(納骨総回向)を下記日程にて開催致します。是非、ご参拝ください。

3月16日(日曜) 8時~15時(12時~13時昼休憩)

*お車の駐車は、警備員の誘導に従い臨時駐車場にお停めください。(臨時駐車場は2カ所ございます。警備員の指示に従い駐車お願いします。)

(臨時駐車場住所:「田辺市古尾19-1」とナビに入力いただくとスムーズに案内されます。)

*3/16は既に願成寺に納骨されておられる方々の供養となります。新規の納骨をご希望の方は個別にご予約をお願いします。

2025年3月の参道掲示板

 参道掲示板に三月の「ことば」を掲示しました。参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

 三月のことば 「花は語らずも 下には人が集う」

 ようやく少しずつ暖かくなってきましたね。庭の梅の木も5分咲きという感じになってまいりました。そろそろ花見の時期ですね。ちなみに、当地方は日本一の梅の産地ですので、花見といえば梅のイメージが強いですね。今週末も、多くの方が県外から梅の花見に集まってきてくれるのでしょう。ありがたいことです。

 中国の古い諺に、「桃李(とうり)もの言わざれども、下(した)自(おの)ずから蹊(こみち)を成す」というものがあります。「桃やすももは何も言わないが、花や実を慕って人が多く集まるので、その下には自然に道ができる。」という意味で、人徳のある人のもとや魅力的な場所には自然と人が集まるということのたとえですね。

 本当にその通りだと思います。人望のある人、人気の場所、人気の店、全てに理由があると思います。その逆に、人望のない人、人が寄り付かない場所、はやらない店、これらにも理由があると思います。

 願成寺も、気軽に参拝に来ていただける「魅力的な寺」を目指し創意工夫中ですので、温かく見守ってくださいませ。ちなみに、「人徳のある人のもと…」ですが、住職に人徳が備わるまで今しばらく(数十年ほど?)お時間を頂きたく・・・、がんばって精進します。

2025年2月の参道掲示板

 参道掲示板二月の「ことば」を掲示しました。参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

 二月のことば 「どんな蕾にも 咲く力がある」

 寒い日が続きますが、来週には暦の上では立春を迎えます。そろそろ芽から蕾へと変わる時期ですね。そんな蕾を見ながら、今は硬い蕾だけど、あと一か月もすれば全ての蕾が花として咲くのだから、小さな蕾でもすごい力を秘めているのだなと勝手に感心しております。

 人間だって、咲く場所を選ばなければ、咲く場所を決められなければ、みんな自分なりの花を咲かせる力を持っている蕾なのにな、なんて考えたりします。どんな人にも、得手不得手があります。勉強が不得手な人に高学歴を求めて、結果、咲かなかった(結果が出なかった)と嘆き、運動が不得意な人に、スポーツでの成績を求め、結果が出ないと不平不満・・・。努力することは大事だけど、不得手な分野で周りが結果だけを求める、本人にとってつらいのでは?と思ったりもします。

 勉強とかスポーツとかは、結果が分かりやすいので、どうしても周囲は目に見える結果を求めますね。それはそれで、努力とかプレッシャーに耐えるとかでいい経験なのですが、目に見えづらいもの、例えば優しさや親切、思いやりや気配り、そういうものがもっと評価されればいいなと思います。そうすれば、誰もがもっと自分らしく、自分なりの花を咲かせらるのではないかと思います。

咲く=結果を出す、どの分野で咲こうといいじゃないですか。自然界で咲いている花は、みんな誇らしそうに咲いてますよ。しょぼくれて咲いている花なんてないですよね。

 

 

 

2025年1月の参道掲示板

 参道掲示板に一月の「ことば」を掲示しました。参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

 一月のことば 「そのうち より 今のうち」

 新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。また、本年も月一回の更新を目標に参道掲示板を作成しますので、どうぞご覧下さい。

 新しい年を迎え、心新たに何かを始めたいところですが、ちょっとその前に、去年からの宿題を持ち越していませんか?私は去年どころか、数年前から「そのうちやらないとなあ…」と思いつつ未だできてないことがあります。この手の「そのうちやらないといけないこと」は、持ち越しても良いことはなく、早くやってしまうに限りますね。

 今年こそは、数年来の宿題を「今のうち」に片づけて、新しいことに挑戦したいと思っております。皆さんも、「そのうち」ではなく「今のうち」にできることはして、本当の意味で新しいことを始めてみませんか。

2024年12月の参道掲示板

 参道掲示板に十二月の「ことば」を掲示しました。参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

 十二月のことば 「渋柿は 寒風にさらされ 甘くなる」

 早いものでもう師走ですね。あっという間に、お正月の準備をする季節になりましたね。お正月の飾りつけといえば鏡餅ですが、鏡餅と一緒に飾る干し柿、これは本当に甘くて濃厚な味ですよね。でもこれ、元は渋柿ですよね。皮を剥いて寒風にさらすことで、渋味が抜けて甘くなる。どうして甘くなるのか?化学的には「タンニンの成分が…」とややこしいのですが、要は寒風という過酷な環境にさらすことで、渋味が抜け甘くなるということらしいです。過酷な環境で甘くなる。少し不思議ですよね。だって、過酷な環境にさらされると、腐ったり、場合によってはもっと渋くなったり苦くなったりしそうですが、甘くなるというのです。不思議であると同時に、少しうらやましい気がします。 

 私たち人間の場合は、生まれ持っての性格もありますが、長所(甘味)、短所(渋味・苦味)を両方抱えて生きていきます。色々な人と出会い、様々な経験をすることで、長所を伸ばし短所をなくしていく、これが理想ですがなかなか難しいですよね。特に困難に直面した時は、短所が前面に出やすいですよね。そして、厳しい状況が続くとふて腐れたり、やる気をなくしたりすることも…。過酷な環境の中でも、ただ苦しむのではなく、その経験を自分自身の糧に変えていきたいですよね。渋柿が寒風にさらされ甘くなるように。

 今の自分は、人との出会いや経験から、どこまで渋味が抜け甘くなっているのか?ふと気になってしまいます。甘くなるどころか、渋味・苦味が増すことのないように、人との出会い、経験から成長していきたいものです。目指せ、渋柿!

2024年11月の参道掲示板

 参道掲示板に十一月の「ことば」を掲示しました。参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

 十一月のことば 「雨も風も のり越えて 今 輝く」

 ようやく秋らしくなってきましたね。近年、夏が長くなってきているような気がしますが、今年もやっと紅葉シーズンですね。花を愛でるのは万国共通のようですが、葉を愛でることに関しては日本人が世界一ではないでしょうか。そのくらい日本人は紅葉が好きですね。皆さんは、花見と紅葉どっちが好きですか?

 花も紅葉も「散る」ということに関しては共通ですが、その後が違うように思います。花の後は、木々が生い茂る生命感あふれる季節となりますが、紅葉の後は・・・。「無常観」という点では、紅葉の方がより強い気がしますね。だからこそ美しいのですかね。

 秋雨に台風に、色々な困難でも散らずに残った葉が最後に生命を燃やす。我々は、紅葉に人生を重ね合わせて見ている、もしくは、そうありたいと願いを込めているのかもしれませんね。

2024年10月の参道掲示板

 参道掲示板に十月の「ことば」を掲示しました。参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

 十月のことば 「小さな種も 育てれば 大きく実る」

 彼岸明け以降、急に秋らしくなってきましたね。特に、日が暮れるのが早くなったような気がします。秋の夜長というやつですが、皆さんは秋の夜長に何をされますか?

まあ、何をされても自由なのですが、もし何かをし始めるなら長続きしそうなものがよいかもしれませんね。最初はちょっとした暇つぶしでも、続けていくうちに趣味になり、そのうちライフワークとなるかもしれませんしね。趣味やライフワークは、いわゆる生きがいですので結果を求めるものではありませんが、「生きがい」を得るというのは人生において大きな実りになるはずです。

 秋の夜長の暇つぶしという小さなきっかけでも、続ければ自分の人生を豊かにする大きな実りとなるかもしれません。せっかくの秋の夜長、何かを始めてみませんか?

2024年9月の参道掲示板

 参道掲示板に九月の「ことば」を掲示しました。参拝の折にご覧ください。画像は、yahooとgoogleで公開しております。「田辺市␣願成寺」と検索して頂くと、トップに表示されますので、是非ご覧ください。

 九月のことば 「みんなちがって みんないい」

 今月の「ことば」は、童謡詩人金子みすゞさんの詩「私と小鳥と鈴と」の一節です。有名な詩ですので、よく見かけることばだと思います。特に、お寺の掲示板や法話などでは、よく取り上げられますね。

 そんな有名な詩を、なぜ今更掲示板のことばに選んだかというと8月末のお寺の勉強会に関係があります。我々僧侶の世界にも、勉強会・講習会のようなものがあります。当然、仏教の知識について勉強もしますし、お寺の経営についての法律的なことも勉強します。近年、その勉強会で特に力を入れているのが「性の多様性」についてです。いわゆる世間一般でいう「LGBTQ」に関する勉強ですね。

 今回その勉強会に参加して痛感したことは、私自身がいかに「少見多怪」であったか、つまり見識が少ないが故に必要以上に多く怪しんでいたかということです。何事もそうですが、まずは正しい知識を身につけないとその先にある理解や共感には繋がらないですね。

 そして、この勉強会の際に自然と頭に浮かんだことばが「みんなちがって みんないい」でした。既に知っていた有名な詩でも、今回勉強会に参加して改めて「その通りだなあ」と思い、筆を執ることにしました。